恵比寿東口19時30分集合
ハタチを過ぎるまでに人の性格は形成される。形成された性格はその後ほぼ変わらない。
もうどこの誰がこの言葉を私に与えたのか全く覚えていませんが、
私が彼に出会ったのはハタチが終わる1ヵ月前でした。
マッチングアプリでスーパーライクしてくれた彼のプロフィールはとてもシンプルなもので、年齢と出身大学、簡単な職業のみが書かれていました。
写真もアー写1枚のみ。白背景のその写真からは押し売りじゃない清潔感があふれていて、ふと写真を右にスワイプしました。
マッチングアプリで人に会うことを全く躊躇していなかった私は、
彼からのメッセージに抵抗なく返信をしました。
「こんにちは。likeありがとうございます。」
「いえいえいこちらこそありがとうございます。是非今後ご飯でもご一緒させてください。」
「ぜひぜひ!恵比寿でよく飲んでいるので。早速ですが7日はご都合いかがですか。」
「大丈夫です。よろしくお願いします。」
「そしたら7日19時30分に恵比寿集合でお願いします。」
なんと淡泊なメッセ。まるで業務連絡のような短さでその後無駄な会話は一切なし。
でもよく考えれば出会いを求めてアプリを利用しているのに、長々と生産性のない会話を繰り広げた後に今度ご飯に行きませんかと誘ってくる男よりはるかに効率的で大人に見え、ちょっといいなと感じました。
iPhoneのスケジュールで4/7に「19:30 恵比寿ご飯」とだけ入れてアプリを閉じ、その後当日になるまで彼と連絡を取り合うことはありませんでした。
元カレにLINEブロックされたと思うから皆聞いてくれない?
はじめましてこんにちは。ねちと申します。
自己紹介は後程していこうと思いますので今は名前だけ憶えてくれたらうれしいです。
今日から6年間に渡った私と23歳年上の元カレの話を綴っていこうと思います。
なんでこんな誰も興味なさそうな人様の恋愛を綴ろうと思ったのか?
それは元カレに誕生日おめでとうのLINEを送ったことが原因です。
別れてから3か月後の彼氏の誕生日にLINEを送りました。
「誕生日おめでとう。私も頑張ってる。あなたも頑張ってね。」というごくありきたりな内容のものです。
LINEの最後には、付き合っているときに彼氏に似ているねと話していたうさまるのスタンプを添えました。
別れても連絡していいという話だったので、私は当然のごとくLINEが返ってくると思っていました。
1日たってトーク画面を開いたのですが、既読はついていませんでした。
2日、5日、1週間経っても私が送ったLINEに既読はつかず、彼の誕生日から3か月たった今も既読はついていません。
最初はしょうがないと思っていたのですが、
昨日の夜、どうしようもない不安に襲われました。
彼と連絡が取れないということが、縁が切れてしまった証明のように感じられて
今まで彼と過ごした6年間が全て無くなってしまったように思えてしまったのです。
このどうしようもない感情の吐き出し口を探して、今日はてなブログにログインをしました。
男性としても人間としても尊敬していた彼と過ごした日々と
彼が教えてくれた多くのことを今日から書き記していきます。
それでは、引き続きよろしくです。